【金銀VC対戦】10まんボルトとかみなり どっちがいい?

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サムネ用

 

 こんばんは、おかしょーと申します。

 

 今回は、第二世代、金銀対戦において、たびたび議論になる。。

 

  10まんボルトかみなり

 

 どっちを採用するのがいいんだろうという話をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 経緯としては、自分はこれまでデンリュウを愛用していた時期は10まんボルト一択

かみなりは肝心な時に外す技として全く信用していなかったのですが、

 

 

 最近、55ライコウや55サンダーが10まんボルトでは、黄金持ちムウマミルタンク、50サンダーが2発で倒せない火力に不満を持つようになってからかみなりの評価を見直すに至ったものです。

 

 

 このことから改めて10まんボルトかみなりについて考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということで、まず10まんボルトかみなりの性能について確認していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.第二世代のそれぞれの技

 (1)10まんボルト 威力95  命中率100

        1割の確率でマヒ状態にする。

 

 (2)かみなり 威力120  命中率70

  3割の確率でマヒ状態にする。

 

 2つの技を見比べた時に、かみなりは高火力技の上に3割マヒが大きいですね。高火力の押し付けとマヒ撒きに優れています。

 その代わりに命中率が心許ない分確実に当てたいなら10まんボルトというところでしょうか。

 

 

 剣盾環境では対戦していないので、第7世代の話になってしまいますが、、

 威力の変化はあるものの、第7世代まででは、技の特徴としてはそれほど変わっていません。

 

 その中で7世代では、技を外した時のリスクが大きいことから10まんボルトを好んで採用されるケースが多いと思います。多分剣盾もそうなんじゃないかな。(カイオーガ自身やカイオーガ対策のかみなり採用は置いといて)

 

 

 

 

 しかし、第二世代では全ステータスに努力値を振り切ることができる&寝言中でも眠るが成功するので基本的にポケモンが硬く、試行回数を稼ぎやすい&中途半端なダメージでは眠る寝言で粘られてしまうことから、

 かみなりを採用するケースも多いです。

 

 

 

 

 

 

 では、実際に過去の対戦会を振り返って、上位者がどちらを採用しているか見てみましょう。(55ポケを赤字、50ポケを青字、それ以外のレベルのポケモン水色としています

 ちなみにジム城の対戦は数に入れていませんが、概ね傾向は直近のVC対戦会に近いかなと思います。)

 

 

2.それぞれの技の採用率

(1)第4回ヒストリア杯ベスト8まで

    かみなり  使用率17%

    10まんボルト使用率83%

55サンダー 2名使用  かみなり      1名50% 

          10まんボルト1名50%

50サンダー 2名使用  10まんボルト2名100%

50マルマイン2名使用  10まんボルト2名100%

※初めての金銀VC対戦会。

  まだ手探りの環境で、現行世代から入ってきたということもあり、安定の10まんボルトを採用する人が多かったと思います。50サンダーやマルマインが多いというのもあるでしょう。

 

 

(2)ヒストリア杯裏ベスト8まで

     かみなり  使用率11%

     10まんボルト使用率89%

55サンダー   2名使用かみなり  1名50%

                                   10まんボルト1名50%

50サンダー 4名使用10まんボルト4名100%

50マルマイン2名使用10まんボルト2名100%

50サンダース1名使用10まんボルト1名100%

※一撃技なし環境ですが、第4回とあまり変わらず10まんボルト、50ポケモンが多いです。

 

 

(3)第5回ヒストリア杯ベスト8まで

    かみなり  使用率50%

    10まんボルト使用率50%

55サンダー   2名使用 かみなり  2名100%

50サンダー 1名使用10まんボルト1名100%

50マルマイン1名使用10まんボルト1名100%

55デンリュウ1名使用10まんボルト1名100%

55エレブー 1名使用かみなり  1名100%

※この辺から55電気エースに個性が出始めました。55電気エースだけで見れば、かみなり多め。50ポケモンは変わらず10まんボルト一択ですね。

 

(4)第6回ヒストリア杯ベスト8まで

    かみなり  使用率57%

    10まんボルト使用率43%

55サンダー   2名使用 かみなり  2名100%

50サンダー 2名使用   かみなり  1名50%

                                 10まんボルト1名50%

55デンリュウ1名使用 10まんボルト1名100%

55エレブー 1名使用 かみなり        1名100%

55ライコウ 1名使用   10まんボルト1名100%

※55電気エースが増え、かみなりが10まんボルトを逆転しました。第5回ヒストリアもそうですが、55サンダーはほぼかみなりですね。マルマインの姿が消えました。

 

(5)第7回ヒストリア杯ベスト8まで

    かみなり  使用率44%

    10まんボルト使用率56%

55サンダー 1名使用かみなり  1名100%

50サンダー 4名使用10まんボルト4名100%

55サンダース1名使用かみなり  1名100%

55レアコイル1名使用10まんボルト1名100%

55エレブー 1名使用かみなり  1名100%

55ライコウ 1名使用かみなり  1名100%

※この大会は50サンダーが多いですね。全員10まんボルトです。55電気エースはレアコイルを除き、かみなりでした。

 

(6)シロガネリーグベスト8まで

    かみなり使用率100%

55サンダー 4名使用 かみなり 4名100%

55ライコウ 1名使用 かみなり 1名100%

55エレブー    1名使用 かみなり 1名100%

※50ポケモンが姿を消し、55電気エース全員かみなり持ちとなりました。傾向的にサンダーはエース運用が増えてきましたね。一度55にしたら50には戻せないというのもありますが。

 

(7)シロガネリーグ2020ベスト4チームまで

    かみなり  使用率37%

    10まんボルト使用率63%

55サンダー    3名使用かみなり     2名66%

                                   10まんボルト1名33%

50サンダー    2名使用10まんボルト2名100%

55デンリュウ1名使用10まんボルト1名100%

55ライコウ    1名使用10まんボルト1名100%

51ライコウ    1名使用10まんボルト1名100%

※今度は逆に、かみなり持ちは55サンダーのみ。それ以外は10まんボルトですね。

 

 

 (8)この統計の感想

・環境が認知されていくにつれてかみなり採用が増えてきた。

・55電気エースはかみなり多め。

 特にサンダーはほぼかみなり。

・50ポケモン10まんボルトがメイン。

 

 

 考えられる理由として、

 金銀対戦の環境が定着されるにつれて、状態異常を撒くことも重要になってきたことが認知され、試行回数が稼げる55エースのかみなり採用が増えてきたと思われる。

 また、55身代わりスターミーについては、数が減ってきたことに加え、爪めざ虫ナッシーやハピナス等、別方向からの対策が広がってきたことにより、高速身代わり対策のための10まんボルトの必要性が薄くなってきたことも考えられる。

 

 

 

 

 

3.結局かみなりは誰に持たせるのか。

 やはり55サンダーが多め。50カビゴンを3発、55カビゴンも磁石持ちなら乱数3発で倒せるというぶっ飛んだ火力が魅力。自分が懸念している黄金持ちムウマミルタンクケンタロス等も2発で倒せるというのもいいですね。(2-3発連続でかみなりを当てる確率を考慮というのは別として)

電単と違い、サンダーはタイプ的な耐性も優秀なので、かみなりの試行回数を稼ぐチャンスも多いです。

 他には耐久面と火力の数値が足りず、1発にかけたいエレブーや、試行回数を稼げるねむねご型のエースもかみなりが多いといえます。

 

 デメリットとして命中の低さから自身より速いポケモンの身代わりで外れ待ちをされると厳しい。

 特に55身代わりフーディンやスターミー相手では雷外れ待ち身代わり連打から引っ掻き回されてしまうので、後続でケアする必要が出てきます。対面構築に採用される場合が多いです。

 個人的には50サポートにも、相手に負荷を与える技を持っていてもいいという意味でかみなりを採用するのも大有りだと思います。(50で55スターミーに先制できるマルマインを除いて)

 

 

 

 

 

4.じゃあ10まんボルトいらない子なの?

 50サンダーやマルマイン、サンダース等の50サポート型ポケモン。昆布を仕掛けるライコウ、電磁波撒き役のデンリュウ等、電気技で押し切るタイプではないポケモンに採用される場合が多いです。特に身代わりで雷対策をしているポケモンや、パルシェンでかみなりを外して手痛い反撃を受けることがなくなるという意味では十分に採用価値はあります。

  それに2発以上の与ダメージ数値の期待値ではかみなりより10まんボルトのほうが大きいです。

 主にギミックやサイクル構築に採用されることが多めですが、サイクル回すなら、交代際のかみなりも大きな負荷をかけられるから好みもあると思います。とにかくかみなり外しで悔しい思いしたくない人向け。

 

 

 

 

 

5.結局どっちがいいの?

  トータルでみたら、命中率の低さを差し引いてもかみなりの方がメリットは大きいと思います。高火力押し付けだけでなくマヒ撒きとしても、第7世代の熱湯で火傷する確率と同じと考えたら十分に撃つ価値はあります。

 

 

 しかし、かみなりが外れたせいで負けたという精神的ダメージは決して小さくないので、個人の好みになってしまうのかなぁといったところ。

 

 

  実際に自分は、かみなりの方がメリットが大きいといいつつ、

  重要な試合でかみなりを外したせいで負けたという結末が死ぬほど嫌い(汗)

 

  なので、撒菱を撒いて火力を上乗せしたりとかして火力不足を補った上で10まんボルトを採用してることがほとんどです。

  採用するポケモンや使い方、プレイヤーの性格によって変わってくるので、それぞれの用途にあった技を採用したいですね。

 

 

 あとかみなり外れても、「この〜、うっかりさん(*´ω`*)テヘペロ」と笑ってすませられる器の大きな人になりたいものですね(((

 

 

 

 ではでは〜

 

 

 ※余談

 同じように、れいとうビームふぶきかえんほうしゃだいもんじ採用率ですが、

 れいとうビームとふぶきは、ふぶきの凍結率が1割でリターンが少ないことから、ほぼ100%れいとうビーム

 逆にかえんほうしゃだいもんじは、炎タイプは居座れるタイプでなく、1発の負荷を大きくしたいのと、かみなりに比べ命中率が高いので9割だいもんじという傾向になります。