毎度、おかしょーです。
以前もお伝えした通り、令和2年12月12日開催の金銀VC対戦オフ「シロガネリーグ2020」で優勝しました!今回はそのパーティの構築記事としてパーティ作成までの変移も含めて、執筆させていただきます。自分らしいパーティができましたので是非ご覧ください。
~W電気A&W格闘構築『雷電』~
ライコウ Lv55 持ち物:薄荷の実
技:10万ボルト、目覚めるパワー(氷)、リフレクター、眠る
デンリュウ♂Lv55 持ち物:奇跡の実
技:10万ボルト、炎のパンチ、爆裂パンチ、電磁波
カビゴン♂ Lv50 持ち物:食べ残し
技:のしかかり、地震、鈍い、自爆
ヘラクロス♂Lv50 持ち物:ピントレンズ
技:メガホーン、目覚めるパワー格闘、眠る、寝言
カイリキー♂Lv50 持ち物:黄金の実
技:クロスチョップ、目覚めるパワー霊、アンコール、怖い顔
パルシェン♂Lv50 持ち物:麻痺直しの実
技:冷凍ビーム、まきびし、鈍い、大爆発
この構築はクラヴハンマーさんのこのパーティをベースにゴールドさんがWAにデンリュウを組み合わせたパーティになっている。
2人の見解は以下の通り
クラヴハンマーさんリフライコウパーティ
「ソード&シールド」
http://majinjima.ma-jide.com/party/2020/rraikou.htm
ゴールドさんの解説
〜構築経緯〜
ああああああああああああああ!!!!
— おかしょー@過去作勢 (@okasyo_0209) 2020年6月6日
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間違いないよね???めざ氷70だよね????
2年近くかかったライコウ厳選。。。卒業します\( ;∀;)/ pic.twitter.com/FyuqJ9Xtxl
今年6月にめざパ氷理想個体ライコウを手に入れるという奇跡を起こし、せっかくだから使いたいということで構築スタート。ライコウといえば、吠える型や第7回ヒストリア杯でyasuさんが活躍させたようなねむねご型も候補にあったが、リフレクターは一度忘れてしまうと再度思い出すことができないため、一度リフレクター型を堪能しようと考えて、眠る薄荷リフライコウを軸とした。
眠る薄荷リフライコウの利点は、
1、タイマン性能が強い。(地震持ち物理ポケモン、ミルタンク、サンダーなど。)
2、リフレクターにより、低レベル爆破をカットできる。
3、物理防御が低めのポケモンや回復手段のないポケモンの後出し負担を減らせる。
この辺が挙げられるが、やはり、55カビゴンに弱くなりがちという課題が上げられる。
その場合低レベルで55カビパを攻略できるポケモンとして50食べ残しカビゴンに目を付けた。55カビのお供として、スターミーやサンダー、ガラガラ、ゲンガー等が挙げられるが、取り巻きは50カビゴンを受けられないことも多い。
個人的に食べ残しを50ポケモンに回せるパーティは強いと思っており、リフライコウで低レベル自爆をカットしつつ、食べ残しカビゴンを暴れさせるというのがコンセプトとなった。
とはいえ、リフレクターの持続ターンにも限りがあるので、ある程度前のめりな構築が求められる。55カビゴンに対抗するため、カイリキー、ヘラクロスとW格闘を採用し役割集中を狙った。ヘラクロスとカイリキーどちらが来るかあるいは両方なのか選択肢が広がったこともあり、このW格闘採用は手ごたえを感じている。どちらもなるべく後出しはしたくないポケモンなのでリフレクターともかみ合っているだろう。さらにW格闘ということでバンギラスを強くけん制し、選出を読みやすくしている。(実際にこのパーティを前にバンギラスが出てくることは一度もなかった。)
そして地面対策にパルシェンを採用したが、55ガラガラ意識のリフ黄金よりも鈍いを持たせてカビゴンを流せるようにした。パルシェン+カビゴンの爆破爆破エースという流れもできる。
最後のポケモンは、いろいろ試した。
ライコウが強いエアームドやパルシェン等選出強制力の高い55ガラガラ。
無難に強くパーティの潤滑油になる50ナッシー。
あとは、第42回プチドラ杯優勝時ではカビゴンを55にして、50ゴローニャを入れていたというのもあったが、結局どれもしっくりこなかった。
やはり、55カビパに対して安定して勝てない。受けまわされるとどうしてもこちらが息切れしてしまうのだ。ライコウが55カビに対して何もできないのも痛すぎる。ライコウがデンリュウと比べても思ったより繊細なポケモンだと痛感させられた。
シロガネリーグ2020のチームメイトのゴールドさんにも練習で55カビゴン50ナッシーのコンビにいいようにやられてしまった。55カビに強い55ミルタンクや55カイリキーの採用も考えたが、エー択ゲーはしたくなかったのでシングルエースで何とかできないか悩んでいた。
そこでゴールドさんからは、55デンリュウの採用を進められた。
デンリュウはライコウと全くタイプが違い、55カビパに対して場を荒らす能力に長けていて前のめりに勝ちに行くスタイルに合っている。その割に同じ単電気タイプであるから選出択ゲーが起こりにくい。趣味パと思いきや、かなり合理的な理由で、採用させていただいた。
今回のチーム名「あかりちゃん卒業式幹事」にも合うし、自分らしい構築に仕上がった。構築名「雷電」というネーミングも気に入ったというのもあり、自分のシロガネリーグ2020に出場する構築が決まったのだった。
~個別解説~
ライコウ Lv55 持ち物:薄荷の実
技:10万ボルト、目覚めるパワー(氷)、リフレクター、眠る
前述したとおりのリフライコウ。タイマン性能に強くするため、眠る薄荷とした。(最初は奇跡の実だったがデンリュウに譲ったので薄荷の実に。)
奇跡的にツモった地面や草タイプの打点と目覚めるパワー氷。電気技は、雷だと外しのリスクのほうが大きくタイマンに勝てる相手にも勝てなくなるため、10万ボルトとした。ゴールドさんのおっしゃるとおり、対電気専門にすることを考えたら寝言のほうがいいが、今回はリフライコウが完全に軸になっており、パーティを組みなおすことになりそうだったため、リフレクターの性能を確かめてからでもいいだろうと思い、技を変えずに強行した。
使用感は、予選ではリフレクターが相手の地震ミルタンクの壁になってくれていい仕事をしたが、決勝では対電気、特にサンダーを考えると雷等で繰り返し麻痺にされると素眠りに追い込まれるため、寝言のほうがいいという場面もあり何とも言えない。
まぁ、リフライコウは十分に堪能したし、プチドラ杯含めて2冠しているのでそろそろ別の型にしてもいいと思っている。
眠るリフライコウの参考文献はこちら
https://undead-princess.hatenadiary.org/entry/2020/04/30/020338
デンリュウ♂Lv55 持ち物:奇跡の実
技:10万ボルト、炎のパンチ、爆裂パンチ、電磁波
ライコウと同タイプながら、電磁波爆裂パンチという場を荒らす能力に加え、炎のパンチで50ナッシーハガネールを確定2発で倒せるライコウにはないポテンシャルを持っているデンリュウがもう一体のエース。ご存じの方もいると思うが、第5回ヒストリア杯全勝優勝という快挙の立役者であり、自分の娘枠である。(子供の名前があかりという名前のため。)
さすがにこのデンリュウの型はVC勢の中ではかなり認知されてきたこともあり、ナッシーが対面で状態異常にしてきたり、ハガネールが交代読みでどくどくを撃つような甘えた立ち回りはしてこなくなったが、先発性能はかなり高い。電磁波を巻いて後続のカビゴンを通しやすくしたり、カイリキーのアンコールを決めやすくなるのも◎。
デンリュウに関する文献はこちら
おかしょー作
クラヴハンマーさん作
https://plaza.rakuten.co.jp/majinjima/diary/202006150000/
カビゴン♂ Lv50 持ち物:食べ残し
技:のしかかり、地震、鈍い、自爆
裏決定力として採用。ライコウのリフで相手が爆破できずにモタモタしたり、デンリュウのマヒで素早さが下がっている上で鈍いを積んで圧殺していく枠。シロガネリーグではそのような動きができなかったが、いかにこのカビゴンを通していくかを考えて選出及び立ち回りすることが多い。サブウェポンについては、SA時代はエアームドを焼き払うために大文字を採用していた時もあったが、せっかく鈍いを積んでもゴーストの処理が絶望的になるため地震とした。
ヘラクロス♂Lv50 持ち物:ピントレンズ
技:メガホーン、目覚めるパワー格闘、眠る、寝言
コンセプトの格闘枠その1。当初はライコウが奇跡、ヘラクロスに薄荷を持たせて鈍い眠るとして鈍いカビゴンに抗えるようにしていたが、デンリュウ採用で眠る回復道具が余らなかったので、ねむねご型のピントレンズとし、火力を底上げできない分急所に期待することとした。このため、55カビと交戦するのは難しくなったため、主な役割は、55カビパ以外の50ポケ、特に草やパルカビネールに刺すことに集中してもらった。ついでめざ格闘にすることによりバンギラスを確実に倒すことができる。このことで、カビパ以外にはヘラクロス、カビパにはカイリキーと明確な役割ができ、扱いやすかった。
カイリキー♂Lv50 持ち物:黄金の実
技:クロスチョップ、目覚めるパワー霊、アンコール、怖い顔
コンセプトの格闘枠その2。VC勢でよく見る55カビムウマというコンビを1匹で相手できるのがとてもえらく、デンリュウの負担を軽減することができる。アンコールで黒目滅びを封じ、鈍いなどの積み技を許さない。怖い顔採用で先制リフレクターを張ってきたスターミーも素早さ逆転からのアンコールでカモることができる。とはいえ、実機の実戦では決めることができず、ねむねごのほうがよかったと思う場面もあったため、要検討といったところ。
パルシェン♂Lv50 持ち物:麻痺直しの実
技:冷凍ビーム、まきびし、鈍い、大爆発
対地面枠として採用したが、リフレクターはライコウが張れるし、対カビ性能を重視したため、鈍い型でカビゴンを流せるようにした。
メインウェポンは、最初はハガネール等にも有効に入る波乗りだったが、対カビ意識なら凍結狙いの冷凍ビームの方が負荷は大きいため、変更。
55ガラガラは複数回流せなくなったが、このパーティにおいては鈍いカビゴンを流せるメリットのほうが大きく、鈍いものしかかりも心配いらない、安心してカビゴンに後出しできるポケモンであった。(と思っていたが、実機で予想以上に電磁砲を持ったカビゴンが増え、安易に後出しできるかはなんとも言えない)
~選出例~
基本的には電気エースのどちらか、カビゴン、格闘枠のどちらか。地面タイプがいたりサイクル戦が予想される場合はパルシェンのような形で選出する。
1、基本選出
ライコウがリフレクターを張って、50カビゴンや格闘ポケモンで荒らしていき、最後にタイマンに強くライコウで残りのポケモンを刈り取るという流れ。リフライコウはもろいポケモを一枚はがすのが得意なため、枚数差つけてからパルシェンカビゴンで爆破爆破。逆パターンの爆破爆破エース対決ということもタイマン性能の高いリフライコウだからこそ狙いやすい。格闘枠は、50ポケのメジャーどころに強いヘラクロスを持ってくることが多い。
2、対55カビ
デンリュウが55カビに電磁波を当て、50カビゴンの鈍い合戦を制するのが理想パターン。大体ムウマあたりが受けに来るので実際に50カビが55カビを突破することは少ないが、そのためのフォローとしてカイリキーを入れている。フシギバナ入りの場合はカイリキーをヘラクロスにしたり、カビガラサンダーの場合は格闘枠をパルシェンにすることもある。
~苦手なポケモン・戦術~
W格闘をがっちり受けられ、リフライコウもタイマンは厳しいポケモン。カビパル対面で爆破を狙うしかない。
シロガネリーグ当日めざ飛行ヘラクロス借りることも検討したが、中堅で戦うメンバーを見て使う人は少ないだろうと判断し、従来のめざ格闘個体に戻した。(結果的には正解だった。)
2、分身バトン
カイリキーアンコールで対策にならず、吠えるもちもいないため止めるすべがない。
今大会ではよりによって電気エースが完全に起点にさせられるサンダースが使用してきたこともあり、完膚なきまでに叩きのめされてしまった。
~試合結果~
第42回プチドラオフ (予選3-1、決勝勝ち)優勝
※当時はまだそこまで立ち回りが確立されていなかったので選出がテンプレートじゃないです。また、デンリュウエースではなく、カビゴンも55になっています。)
シロガネリーグ2020(予選1-3、準決決勝勝ち)優勝
~最後に~
最終的な成績だけ見れば、リフライコウとデンリュウがそれぞれ2冠しており、立派なものだが、シュミレータ等のフレ戦も含めると勝率は5割くらいといったところ。(実際にシロガネリーグ自体は3-3の5割。)
思ったより想定した動きができず、おそらく、この構築だと自分の腕では5割くらいの勝率しか出せないと思うので、これでこの構築は供養したいと思います。(ゴールドさんクラヴハンマーさん、相談乗っていただき、本当にありがとうございました。)
また、デンリュウも大舞台での活躍が認められ、強さがだいぶ金銀勢に認知されたということで、自分の役目は果たしたのでデンリュウを対戦会で使うのもこれっきりにします。
デンリュウに続く新たなヒーローを作り出すために自分はまだまだ走り続けたいと思います。