こんにちは、おかしょーです!
以下オフレポのとおり、都内で開催された第9回ヒストリアカップにおいて
第5回以来2度目の優勝を果たしました!
ということで久々に構築記事をあげたいと思います!
対戦経過等はオフレポにありますので、そちらも併せて、ぜひご覧ください!
〜構築経緯〜
前回の第8回ヒストリアカップではサンダーケンタフーディンTAを使用しましたが、残念ながら思ったような活躍はできませんでした。
しかしサンダーケンタそれぞれのキャラパワーは高く、前のめりな自分のスタイルにあっていると感じたので、引き続きサンダーケンタを軸に構築を検討しました。フーディンは残念ながら解雇…
サンダーケンタ軸を考えた時に、今回ヒストリアカップ参加者であるもがみさん作のサンダーケンタWAを参考にさせていただきました。
以下がその構築記事です。【任天堂杯2000/構築案】サンダーケンタロスWA〜いばみが+一撃 - 一発必中でんじほうニ
こちらのパーティは、現状確認できる対面寄りのサンダーケンタWA構築の中でもかなり完成度が高いと思っています。
そう思った理由は3つあります。
1、50ポケ全員が腐りにくい
それぞれが何もできずにやられてしまうようなケースが少なく、タイマンなら何かしらの爪痕を残すことができるため腐りにくい。
また、カイリキーガラガラの裏決定力でエース抜き選出もできる
2、明確な弱点が少ない!
基本爆破速攻の戦術ですが、爆破がとおらない霊、岩、鋼タイプに対して、ガラガラカイリキーが回答を持っています。その上でケンタも緩い受け回し構築に対して、一撃技の施行回数を稼げるため、ガン止まりすることが少ない構築といえるでしょう。
3、エースの弱点を50ポケが補える
サンダーケンタが苦手なライコウフーディンスターミー等の高速特殊アタッカーに対してガラガラカビゴンナッシー等50ポケが抗えるため、エースが50ポケを起点とする動きをしやすいです。エースの弱点をダブルエースで対策すると選出から択ゲーになってしまいますが、50ポケで対策することでそれを回避できるのが良いですね。
腐りにくい50ポケが脇を固めるからこそ、パワーが高いエースが存分に暴れられる、そんな隙が少ない構築になっていますね。
特にもがみさんは、ラス1タイマンを有利に運んでいく道筋の立て方が上手であり、彼の闘い方にも合っているといえます。
私もこのパーティとは相性が良かったです。以前都内で開催された不穏オフで私が使用して
7-0で優勝したことからこの構築の完成度は証明されています。
ただ、もがみさんと共にこのパーティを暫く回した結果、私ともがみさんはスタイルが似ているようで、勝ちまでの道筋が微妙に違うことがわかりました。
もがみさんは、ラス1タイマンをどうするかを想定し逆算して爆破速攻を仕掛けるもの。
それに対し、私は1体爆破で持っていき、2対2である程度サイクルを回して、エースが相手の50ポケを倒して2対1にしてから詰めるというもの。
要するにエースが3体目に出てくるか2体目に出てくるかの違いでしょうか。
ということは、私の場合、ある程度サイクルを回すことを想定しているため、もう少し場持ちするポケモンや技が欲しい。
ということで、もがみさんパーティをそのまま流用せず、もがみさん記事最後の方にあるチューニング案に、技を若干変更して使うことにしました。
〜個体解説〜
サンダー Lv55 持ち物 奇跡の実
技 10まんボルト めざ氷 吹き飛ばし 眠る
選出4/8
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この構築のメインエース。
いばみがサンダーは、有利対面を作り出してから雷というハイリターンな技を振り回すのが特徴。一撃ケンタロスと動きが似ているので、どちらのエースを持ってきても50ポケは一貫した立ち回りができるというのも、いばみがサンダーを採用するメリットでしょう。
しかし、私はケンタロスが不安定なポケモンであるからこそ、サンダーはとにかく安定を重視したい。不利対面でもいばみがでワンチャン作ることもできるが、55カビやライコウを突破するには、ケンタの一撃技より遥かに低い確率…
決勝の実況でゴールドさんが仰っていたように、結局ケンタと同じ動きをする必要はないなと感じていました。
それに、練習で雷じゃなくて10まんだったらなー、と思うことはあっても、雷で良かったーという場面はほとんどありませんでした。
何より雷外しで無駄に負け試合増やすのが1番嫌だったので、電気技は10万にしました。
そして、自分はねむねごガチャすらも信用できない…と考えると、ギミックに対抗でき撒菱飛ばしコンボもできる吹き飛ばしを採用しました。
結局前回ヒストリアカップと同じ型になりましたね。
結果的にこれが大成功。55スターミーをローリスクで突破できるし、55カビ軸を2回も崩すといった活躍を見せてくれました。
ケンタロス♂ Lv55 持ち物 光の粉
選出4/8
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説明不要の最凶ポケモン。
今回は粉ケンタロスを軸とせずにサブエース的な扱いで勝率を上乗せする役割としました。
粉ケンタロスの強さは、主に2点!
ケンタロスより遅いポケモンに対して5割以上の勝ち筋を持っている点。どんなに格上選手でも立ち回りで上回られたとしても、タイマンに持ち込めば全て5割以上。
もう一つ、50ポケに対してはもはや起点と考えています。
身代わりによって爆破や変化技を抑制できるため、相手は初ターンはほぼ緩い攻撃技しかしてきません。そんな相手に対して躊躇なく一撃技を撃ちまくります。2回も攻撃できれば当たる確率は56%。
これを生かさない手はありません。
これを踏まえて、立ち回りで意識した点として、
まず50ポケに対してはさっきも話したとおり、カビパルナッシーだろうと初手から積極的にドリルを撃ちにいきます。
ちなみに中間択として使う身代わりは、無駄にHPを消費するだけの塩行為です。
もう一度いいます。
中間択の身代わりは塩行為です!!
身代わりを使う場合は対フシギバナやブラッキー等ほぼ確実に身代わりを張れる時だけにします。
身代わりを恐れず、爆破したり眠らせたりカウンターしてきたらそれは相手の度胸が素晴らしかった!拍手👏👏👏
カビの場合、のしかかりの麻痺が怖いが、麻痺する確率より50ポケにドリルが当たる確率の方が高いから、恐れずに撃ちます。それで外して麻痺してしまったらこっちの運が悪かったと諦めましょう。
また、ケンタロスミラーは積極的に狙いに行きます。
理由は、自分のケンタはミラーに1番強い粉ケンタ。つまり相手が粉ケンタなら完全5分。食べ残しや薄荷等他の持ち物ならこちらが有利。少なくとも対ケンタについては5割を下回ることはないからです。
5割という確率を信用するかしないかは人それぞれだと思いますが、どうせ爆パン電磁砲が当たる確率と同じ。これで勝ちに直結するなら狙わない手はないと思います。
仮にミラーで負けても仕方ないで切り替えられるメンタルは事前に準備済みです。やることはやった結果ですから。
自分の運を全てケンタロスに捧げて強気に立ち回り、5割以上の確率は全て勝つつもりで上振れを狙う。これくらい思い切らないとケンタロスでは勝ちきれないと思います。
カビゴン♀ Lv50 持ち物 薄荷の実
技 やつあたり 地震 眠る 自爆
選出6/8
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本家は鈍い型ですが、緩い特殊ポケに対してサイクル回せる眠る型にしました。メロメロ対策の♀、ケンタサンダーの身代わりを割れるやつあたりをメインウェポンは変わらず。以前は地震を地割れにしてましたが、対ライコウバンギに打点が欲しかったので地震に。結果的にサイクル回すというよりはナッシーやフシギバナの眠り粉に対して薄荷でクリアし、爆破するという扱いが多かった気がします。
カイリキー♂ Lv50 持ち物 先制の爪
技 クロスチョップ 岩雪崩 地割れ めざ虫
選出2/8
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対ケンタ軸のサブアタッカー。本家は対ライコウバクフーン等の地震、対ムウマのめざ霊ですが、対ライコウはカビと後述のハガネールで間に合うのと、対ムウマだけでなくカビ対面のスイクンバナ等の流し役に有効な地割れを採用しました。また、ナッシーを後続と含めて刈りやすくするために爪めざ虫としています。
ただスイクンバナは別に回答用意できている以上、ライコウやバクフーンに有利取れる地震がほしい場面もあるのでなんとも言えないというところ。(地割れ消すの勿体無くて消せない)
パルシェン♂ Lv50 持ち物 ピンクのリボン
技 なみのり 鈍い 大爆発 撒菱
選出4/8
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サンダーのお供。何気に自分が組むパーティにはほぼほぼ入っています。
バンギやバクフ、ハガネールに抜群取れるように波乗り。
撒菱飛ばしコンボで、標的の鈍いカビを詰められるように鈍いリボン型にしました。リボン爆破+サンダー10万で残飯55カビを超高確率で倒せます。決勝ではこのパルがバックにいたおかげで、地割れに構わずハガネールが居座って掻き回すことができました。
ハガネール♂Lv50 持ち物 食べ残し
技 地震 毒毒 大爆発 吠える
選出4/8
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サンダーのお供2。食べ残しが余ったので、対電気として初めてハガネールを使ってみました。ライコウ軸に対しては期待どおりライコウをシャットアウト。ついでにムウマも機能停止させることができます。
カビゴンに対しては地割れや大文字があり安定しなかったものの、カビ側は地割れと捨て身の択に持ち込むことができ、サンダーとの相性の良さを感じました。
〜基本選出〜
1、爆破速攻
エースタイマンが勝てそうなら爆破速攻を狙いにいきます。カイリキーはワンチャン上振れ狙いであり、カビゴンやパルシェン等の爆発を誘いやすいポケモンであるため、擬似爆弾として扱います。
2、撒菱飛ばしコンボ狙い
早めに撒菱を撒きたいのでパルシェン先発。裏はライコウ入りならハガネール、それ以外ならカビゴンが多め。
3、対ケンタ軸
相手ケンタロスの選出が予想される場合、積極的に1on1を狙いにいきます。
カビゴンで先発を爆破。2対2になった時点でケンタロスを出してドリル連打して数的有利を目指します。
カイリキーは対ケンタロスの補完ですが、前述のとおり擬似爆弾として扱うことがあります。
〜キツいポケモン〜
1、炎のパンチフーディン
ハガネールでは受けられず、カビゴンで相手するしかありません。
しかし、のしかかりがないので麻痺による上振れも狙えず、アンコ型なら眠ることすら許されません。
カウンター持ち
こちらは鈍い持ち物理ポケがいないので、ケンタで無理矢理身代わりと攻撃技の択ゲーをするしかないのですが、50ポケに対して55ポケが外れれば致命傷の択ゲーをするのはあまりにも割にあいません。
取り巻き次第ですが、サンダー昆布を狙うのと、2.1交換にならないよう気をつけて立ち回りたいところです。
〜使用雑感〜
狙いどおりサンダーが通りそうな相手の場合は安定して勝つことができました。いばみがサンダーが弱いわけではありませんが、ケンタロスが不安定なポケモンだからこそ、10まんサンダーは分身ゲーや身代わりに対して強く出れる安心感がありました。
肝心のケンタロスですが、やはり50ポケを狙うことを意識したことよって、ドリルが当たる確率が上昇。数的有利をとるのに活躍した上、ラス1エース対決には全て勝つなど期待どおりの活躍でした。
爆破速攻にプラスして、ある程度サイクルがまわせる上、撒菱飛ばしコンボを仕掛けられるというのも戦略の柔軟性があって良いなと思いました。
何よりエースの選出が8戦中4戦ずつと綺麗に割れましたので、どちらも腐らせず活躍させることができたのは嬉しかったです。
以上で構築記事を終わります。
読んでいただき、ありがとうございました!